★ドライブ

ドライブに行ったのは出会った次の日の夜であった。

その日、私は学校の後バイトがあった。その旨を伝えると、
「バイト終わった後でいいです。近くだし、早いほうがいいから、、」
とかずみは言った。
今思えばそんなに急ぐ事ではなかった。お互い都合があう日を見つけて ゆっくりドライブを楽しめばいいのである。昼間の方が景色だって見れる のである。途中に食事に行くところだって沢山ある。
しかし、その時私はそのことに関してなんの違和感も抱かなかった。
外見的にはそれほど自分の好みでもなく、まだ出会ったばかりでお互いの こともそれほどわからない。なのに何も違和感なくその約束をしたのであった。
その違和感のなかった理由はうちに解っていくのであった。

9月なので、夜になると半袖の服では少々寒くなってくる頃であった。
彼女は白スターレットに乗って、赤い洋服を着て現われた。
「こんばんわ!」お互い笑顔で再開の挨拶を交わした。
早速、私が助手席に乗り込むと、そこからたわいもない会話で盛り上がった。
今日のバイトのこと、学校のこと、ドラマの話題、音楽のこと。
彼女の車には彩りのきれいな多数のぬいぐるみがあった。 なんと驚くことに、全部自分が作ったものである。
「友達がほしいって言うから、あげちゃって少なくなったんだ。」 と嬉しげに答えていた。
そんなかずみの姿に私自信も急速に引かれていった。

40分から50分もすると目的のダムについた。
そこには、車が数台とまり。いちゃつくカップルの姿もチラホラあった。
童心に返らせてくれるような、アスレチック遊具に長い滑り台もあった。
「せっかくだから、滑り台すべろうか?」
少々童心に返った私が、彼女を誘った。彼女を前にして、抱き抱えるように 二人で滑り台を滑った。大きな声で笑いながら、ガラガラという音と共に下へ と向かった。
滑り終わった後は、なんだか不思議な楽しさがあった。まさに、童心なのだろう。
その後、ベンチに腰をかけ。二人で再びしゃべりだした。
しばらくして、会話が途切れた時、
かずみが少々雰囲気を変えてぼそぼそとしゃべり出した。

3話へ続く、、
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